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今までとは違う学びの実現について思うところを並べてみた

深い学びって?

深いってことは比較の問題でしょ?今までと比較してより深くってこと。今までってのはどういうレベルか確認しないとね。

今までは教わったことが身についていればOKだったかと。それに対して、教わったことを自分なりに解釈して既存の知識を融合させて教わったことにプラスして自分で納得できる事例を見つけろ、と私は受け止めている。聞くこと、見ることに加えて考える事が多く求められているんだよな。

考えるために必要な事

時間が必要だよ。ずっと話を聞いてばかりだと考える時間がない。人と相談していたら自分の意見よりも他人の意見の方が割合多くなるよ。

ということは、基本事項を教わったら応用編に進むのが通常の流れとして、応用編を自力でなんとかする事が増えるんだね。なんとか自分なりの考えをまとめたら他の人の意見を聞いてみるのはアリだと思う。自分一人では気が付かないことを他の人から学べるチャンス。先生から教わるよりも友達のやっていることの方が頭に受け入れやすいって子どもも多いでしょ。

実はこの深い学びに向かう流れって、少し前から随分あちこちで実践している人が居たんですよ。いわゆるアクティブラーニングって界隈で話題になってたやつです。私も賛同していて、特にマルチパス・オープンエンドという考え方は自分での実践してみた経験があります。

教師は学びをデザインする上で、自分の考え方ややり方を押し付けないということが求められるのです。間違っていないやり方を受け入れて、多様な考え方を教室内で共有する。自分なりの方法を見つけられない生徒は誰かのやり方を参考にしながら自分のスタイルに合いそうなものを見つける。それぞれの生徒が自分に合ったやり方を実践すればよろしい。

そして、生徒の能力差も許容していく。得意不得意が誰にでもあるので成果を他人と比較することはナンセンスであると認めよう。でも、他の人よりも優れた能力を持った人はリスペクトしようね。今回は自分は人並みだったけれども、他に得意な事が見つかるはずだという前向きな考え方に向かってもらえればよし。今は人並みでも苦手でも、いつか努力して得意に変えてやろうという意気込みは高く評価したい。さらには、できる人の上限を青天井にしてできるところまで突き抜けさせる。これって教師にとっては最初は勇気が必要かもしれない。だって自分よりも能力の高い生徒が出てくるわけだから。考えてみれば40人も目の前に生徒がいれば、教師よりも能力高い生徒がいてもおかしくないわけですよ。こういう飛び抜けた生徒がパーっと能力を開花させるって素敵な事じゃないかなぁ。小学校だって大人以上に明晰な頭脳を持ったスーパー小学生がどこの学校にも確率的には存在していると僕は信じている。教師(大人)がそれに気づかない、あるいは気付きたくないだけかもしれない。

深く学ぶってことは、この飛び抜けることを推すためのきっかけになるんじゃないかな。

それと、最後になるけれども、深く学ぶためには雑念が存在してはいけないわけで、教えすぎる教師は害になるってことね。答えを知りたがる子ども、教えたがる大人ではダメなわけで。もちろん、答えを先に告知して、どうしてこうなるか考えてみようというのはアリだと思う。答えが意外であればあるほどどうして?という探究心の炎は大きくなるよね。断片的なヒントを生徒が自力でつないでいけるようにアシストするのが教師の役目だと思う。オンラインでの授業は、この断片的なヒントの提示にはマッチしてる。非同期型を僕が推奨するのは生徒によってヒントを求める度合いに大きな差があるから。思考に慣れている生徒はヒントを全て欲したりはしないし、理解するスピードが速いから次々と理解していく。難度の高い問題も挑戦したがる。一方でじっくり考えたい生徒も存在する。頭が悪いというのではなく、慎重にじっくりと考えたいタイプかもしれない。こういう生徒の方が深く考えるのには向いている傾向にあるんじゃないだろうか。一つの問題にじっくり向き合いたい、そいういう生徒にも非同期型授業は向いている。好きなだけ考えてね、というのは学習者にとって何よりも安心を与えてくれる。

教室で40人一斉の授業ではみんなの最小限の満足度を満たすことも難しかったかと思われるが、ICTを活用して一人ひとりの個性に合わせて授業が進められるようになると学びに対する満足度が高まって、意欲が増すだろう。子どもたちに寄り添う役割の教師の存在は今まで以上に重要になるとも思われる。

感染症で休校になる前にしっかりと準備をしておきたかったなぁ。


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Last-modified: 2020-05-04 (月) 11:34:10 (25d)